ink gallery

248-0031
鎌倉市鎌倉山1-19-12
MAP
展示期間中だけオープンします。

駐車場がありませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。

鎌倉駅から
鎌4 鎌倉山行
鎌5 諏訪ヶ谷行
鎌6 江ノ島行
若松下車 徒歩5分

北鎌倉駅から
タクシーで約15分

鎌田奈穂 湯浅景子 二人展

2024. 11/23 sat. – 12/1 sun.
11 a.m. – 6 p.m.

初めて ink gallery を訪れた時、
カサカサとした空気と薄く広がる光の中にどこか懐かしさを感じました。

19歳の秋頃、油絵の予備校に通う目白で前を通るたびに気になっていた古道具坂田さん。
ある日、そろりとガラス戸を開き足を踏み入れたことから、
風に吹き飛ばされる勢いで気がついたら師匠の元で沢山のことを教えて頂いていました。
木々に囲まれたお庭に茶室があり、その隣にコンクリートの建物が並び、
窓際から古いものがチャーミングに覗くその場所は、
鎌倉山のこの場所ととても似ていて不思議な感覚でした。

あの頃から20年と少しの時が過ぎましたが、長い時間を経て、
尚美しい佇まいと感じられるものが繋げてくれた人や場所を
これからも大切に仕事をしていきます。

鎌田奈穂



中学の夏休みに発掘調査のボランティアで市内の遺跡をスコップで掘った。
その地面を掘り進めるたび、
古代人の生活に直接触れられるかもしれないとドキドキしたことを覚えている。
石器時代の人が石を削って道具を作り、
縄文時代の人が土を削って文様を描いたように、
私は塗り重ねた色の層をひたすら削ることで、
その下から現れる景色をずっと待っている。

湯浅景子

KIM MINWOOK 展

2024. 5/5 sun. – 5/12 sun.
11 a.m. – 6 p.m.


作家ノート

私は発見と観察に長い時間をかけます。
私の人生の課題や進むべき道を、木という媒体をとおして表現できることを願っています。
木の塊の前に立つと、あるのは一度きりのチャンス、後戻りすることはできません。
常に理想的な結果にならないとしても、良い関係を築けたことに感謝します。
ともに静かに輝く瞬間を思い出しながら、再び最初と同じように発見と観察を始めます。
それぞれの木の塊の外観は最初から決まってはいません。
各々の持つ木目や節の位置、心材の色味によって作業過程が常に変化します。
木にとって割れや反りは当然の本性であり、自然界の法則です。
私は木を削る単純で形式的な行為を通じ、木の持つ本来の姿を発見することを願っています。


작가노트
발견과 관찰을 오래 합니다.
나의 삶이 고민하는 문제와 나아갈 방향을 나무라는 미디엄을 통해 드러낼수 있기를 바랍니다. 덩어리의 나무 앞에 서면, 단 한번의 기회가 있고 되돌릴 수 없습니다.
늘이상적으로 끝나지 않을 수도 있지만 좋은 관계를 맺음에 감사합니다.
함께 가만히 빛나는 순간들을떠올리며 다시 처음과 같이 발견과 관찰을 시작합니다.
각각의 나무 덩어리의 외관은 처음부터 정해져 있지 않습니다.
저마다 품고 있는 결, 옹이의 위지와심재의 색감에 따라 작업 과정이 계속해서 변합니다.
나무에게 있어 갈라짐과 휘어짐은 당연한본성이자 자연계의 법칙입니다.
나는 나무를 깎는 단순하고 형식적인 행위를 통해서 나무가 가진본연의 모습을 발견하기를 바랍니다.