ink gallery

248-0031
鎌倉市鎌倉山1-19-12
MAP
展示期間中だけオープンします。

駐車場がありませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。

鎌倉駅から
鎌4 鎌倉山行
鎌5 諏訪ヶ谷行
鎌6 江ノ島行
若松下車 徒歩5分

北鎌倉駅から
タクシーで約15分

テッドミューリング展

2023. 7/15 sat. – 7/23 sun.
11 a.m. – 18 p.m.

美しい紙に丁寧に装丁され、美しく印刷された素晴らしい散文や詩の本を読んだことがありますか?
繊細で優美なグラスで美味しいワインを飲んだことがありますか?

丁寧に作られたスープを、官能的な銀のスプーンで食べたことがありますか?
手首を引き立てる、自分の一部のように感じられる手触りの良いブレスレットを身につけたことは?

プラット・インスティテュートは、デザインにおける責任感を身につける上で重要な役割を果たしました。

真剣に誠実に、身につける人のことを想うこと。道具や器具の使用体験を啓発し、向上させること。
機能を重視しながらも、それ以上のことをしようとすること。美しさと明快さを目指すこと。理解しやすいものにすること。

私は、金属のオブジェを作ることを思いつきました。

同級生で相棒のタッカー・ヴィーマイスターが、はんだ付けや成形の基本を教えてくれました。
ジュエリーは私にとって良い道でした。
素材に直接触れることは、大きな財産になります。素材を探求し、その能力を最大限に生かすこと。

個人的な表現だけでなく、機能的な要素を含ませる。自然は私の全ての基準になります。
複製するのではなく、気づき、観察し、反映させ、本質を見出そうとするのです。
貝殻の優雅な螺旋や葉の複雑な曲線は、別の素材で解釈すると小さな発見があります。



Have you read a book of brilliant prose or poetry,
carefully bound and beautifully printed on lovely paper?
Drunk a delicious wine from a delicate, graceful glass?
Eaten a carefully prepared soup with a sensuous silver spoon?
Worn a tactile bracelet that feels like a part of you, enhancing your wrist? Pratt institute was key in imparting a sense of responsibility in design.
An earnest and sincere intention to be kind.
To enlighten and enhance the experience of using a utensil or appliance.
To take function seriously
but try to do more, aim for beauty and clarity. Make it comprehensible.
I had an idea to make a metal object.
My classmate and buddy, Tucker Viemeister
taught me the basics of soldering and forming. Jewelry was a good path for me. Working directly with material is an enormous asset.
To explore and exploit a material to its fullest capability.
A product for personal expression with an element of function.
Nature is my touchstone.
Not to replicate but to notice, observe, reflect and attempt an essence.
The elegant spiral of a shell or complex curve of a leaf can be a small revelation when interpreted in another material.

好文堂

2022. 11/26 sat. – 12/4 sun.
11 a.m. – 18 p.m.

作家在廊日: 11/26, 27, 12/3, 4

学生時代から住宅設計と家具デザインを自分のライフワークにしたいと考えていました。
そして小さな設計事務所を構えて、街の片隅の仕立屋のように頼まれ仕事していきいと夢見ていました。

ささやかな夢は叶って、年あまり、来る日も来る日も仕事に没頭する充実した日々をおくることになりました。
この間に数多くの住宅を手掛けたことは言うまでもありませんが、同時にその住宅にふさわしい使い勝手のよい家具と、日々の暮らしを愉快に支えてくれる食器や小物などもデザインして作ってきました。
今回、ink gallery からお声をかけていただき、これまでにデザインしてきた家具小物の中から、いわば自薦の数々を展示してご覧いただくことになりました。

展覧会の話が持ちあがった際、YAECAの服部さんと井出さんから「この機会に、ぜひ新作の家具を」というお話がありましたが、その言葉に背中を押されて、今回は手織りの ウールカーペットを座面と背面に張ったイージーチェア「PECORA」をデザインしま した。 この椅子は山形に本社のある「オリエンタルカーペット」とのコラボレーションですが、 じつはまだ試作の段階です。この新作椅子をぜひともお披露目したいものだと鋭意奮闘中です。

皆さまと会場でお目にかかれるのを楽しみにしています。

中村好文